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太鼓公募2022の好きな曲

概要

どうも、aimu (@aimu_53) です。

「太鼓の達人 楽曲募集だドン!2022」の応募楽曲を多分全曲聴いたので、その中から特に好きだった曲をひたすら貼ります。

 

(曲は採用曲発表の前に決めてます)

(採用曲シミュレーションではないです)

 

 

ひたすら貼る

NO.101465

けつ - 金をよこせ

 

NO.101513

Halv - 天照らす律動

 

NO.101557 

seatrus - スプーキィダンスパーティ

 

NO.101563

LeNoir - フォーミダブル・フェスタ

 

NO.101573

ふぁいばーP feat.AIきりたん - あの虹を見つけるために

 

NO.101577

Lundy - bubble x ANOMALY

 

NO.101599

Lamanya - Just a template

 

NO.101610

表裏 - 星の追憶

 

NO.101630

Mono. - エンドロールが終わっても

 

NO.101631

Cacao - OO-TO-RI-MO-NO

 

NO.101646

Yupel - Cosmic Lollipop

 

NO.101707

BilliumMoto - Treading an Effervescent Surface

 

NO.101715

ZxNX + yusi. - Penultima

 

NO.101721

井荷麻奈実 - Destination 2F29

㊗採用おめでとうございます㊗

この曲の名前出たとき頷きすぎて首取れた

 

NO.101758

X-END - Back to the WORLD

 

NO.101761

Sad Keyboard Guy - Do The Jazz!!!

 

NO.101766

アマギセーラ - ぱんだ派(ぱ)!SすがDきる子Gんきの子s

 

NO.101780

おはる - ごちゃまぜ大作戦!

 

NO.101884

後藤 feat. ぜりょわん - 白日夢、霧雨に溶けて

㊗採用おめでとうございます㊗

 

NO.101895

彩已レイ - Precious Memories in the Story

 

NO.101907

t-soach - no-sen pop

 

NO.101951

ささねこまる feat.あのみや - シュガーレスユニバース

 

NO.101957

ごーぶす - 音の欠片を

 

NO.101961

Atmospheric Music Diary - Atmosphylia

 

NO.101962

ゆめ & Yossshy - Rainbow Road

 

NO.101963

ゴリラ祭ーズ - タワーマンション2

 

NO.101966

雨部冷キザミ - その日の雨は朝焼けのにおいがして

頼むからBMSでやらせて

 

NO.101973

uynet - ネコと魔法の夏休み

 

NO.101982

TAKIO - 焦

 

NO.101995

Quarkee feat. 薛南 - 爆ノリ!RAVE TOUR

 

NO.101999

クルトン feat.はらもりよしな - 君を解く

 

NO.102017

7mai - LΔchesis

㊗採用おめでとうございます㊗

 

まとめ

良い曲多すぎ!

 

 

 

 

 

 

 

 

シン・概要

どうも、aimu (@aimu_53) です。

「太鼓の達人 楽曲募集だドン!2022」に、『juvenilia』という曲で参加していました。ジュベニリアと読みます。

 

結果は残念ながら落選でした。聴いてくださった方々、審査してくださった太鼓チームの方々、ありがとうございました。

juveniliaは「太鼓の達人でプレイするための曲」として考えて設計した向きが強く、ロング化などする体力が残っていないこと、かといって落選供養的にそのまま上げるのも性に合わないことなどから、この記事にてどんなことを考えて作ったかなどを敗北宣言よろしく解説することで南無阿弥陀仏していただこうと思います。アーメン。

 

juvenilia

ドンだーとして

解説の前に私のドンだーとしての自己紹介を。DS2に収録されていた「ヌムジカac.10」のかっこよさに衝撃を受けたことが、このゲームを始めたきっかけでした。その後PSP2、PSPDXを経てAC14でゲーセンデビューし、最終的に旧四強(死語)が接続できる程度になりましたが、それ以降の加速度的なインフレには全くついていけない典型的な中級者です。それから時が経ちなんやかんやあってDTMを触りだし、ヌムジカを始めとするナムコオリジナルの狂った楽曲群にはもちろん影響を受けていますが、どちらかというと狂った楽曲群のそのあまりのイカレ具合や解像度の高さに日々苦しめられているというのが現状です。

 

テーマ

juveniliaのテーマは「ダークみんなのうた」です。あまり知られていませんが、実は太鼓の達人というゲームで遊んでいるのは異常マイバチ遊戯人間だけではなく、お父さんお母さんと一緒に仮面ライダープリキュアの曲を叩くような子どもたちもたくさんいます。そんな子どもたちが、いかにも全年齢感溢れる、やさしく聴こえるこの曲からナムコオリジナルに触れるきっかけになってほしい「入口」の要素。そして年月を経て子どもたちが無事異常マイバチ遊戯人間に育った時、初めてこの曲の、音ゲー曲としての本当の怖さがわかる「出口」の要素。「出口」というのは鬼譜面をやりこんだ先にあるフルコンとか全良とか、そんな感じの意味です。「入口」と「出口」、この2つの要素を併せ持つ楽曲にしようと考えました。書いていて思いましたがこの構造はポケモンで言うとダイゴとかシロナに近い二面性がありますね。いま年齢バレましたね。この二面性をどのようにすれば楽曲に組み込めるか考えます。

 

「入口」

まず、3拍子を主体に組み立てていくことにしました。4拍子に比べて強拍の回数が少ないので、どれだけBPMを上げて中身を複雑にしたとしても、メロディーのゆったり感は残ると思ったからです。あとライバルも少なくてややお得。このあたりの考え方はsepiaと共通ですが、あちらではオケが生むBPM200のスピード感や激しさを意識づける組み立てをしたので、こちらでは対照的にメロディー寄りにグルーヴを持ってくるというか、ゆったり感の強いメロディーに引っ張られるような作りを目指しました。

コードも普段やっているようなⅣM7始動だとテーマに対して大人っぽくなりすぎる気がしたので、勇気のⅠ始動で対象年齢を下げました。滅多にやらないので、その後どう繋げていくか考えるのに結構苦労しました。

 

「出口」

ここまでに考えたことで出来上がるのが多分「入口」で、即ち「曲」だと思います。これに変拍子と、ラスサビでオケだけBPMが倍になるという「出口」のためのギミックを付加して、「音ゲー曲」になることを目指します。

まず変拍子について。Bメロの大半を5拍子にしたこと、それは音ゲー曲としての成立のためでもありますが、実際のところ別にそんな難しいことは考えてなくて単に性癖だからです。便利な性癖で良かった。Aメロからヌルっと繋がって、ザ変拍子みたいな強い主張を抑えていやらしくなりすぎず、しかしわずかに雰囲気をピリつかせる感じ、個人的には割と上手くいったと思う自慢のパートなのですが、どうなんでしょうか。

そしてもう一つ、ラスサビでオケだけBPMが倍になることについて。私は音楽に限らず創作全般において、静的なパートと動的なパートが同時に存在している状態が好きで(私が敬愛するJYOCHOとかもそうなんですがあえて別で例を挙げるならこれの0:12~など)、その状態を作り出せないか試金石としてやってみた感じです。とても気に入っていますが、編曲の技術が上達すればもっと上手くできるだろうなあと感じたので、またいつかの機会にリベンジしたいです。

BPMを261にしたのは、異常マイバチ遊戯人間たちがギリギリロール処理に手間取るのがこのあたりなんじゃないかと思ったからですが、私はハウスバチ専門なので根拠とかはなくただの想像です。クールビズは冷房28℃みたいな。

 

歌詞と曲名

作詞、苦手すぎる 苦手なくせに微妙なこだわりがある 他人に頼むお金はない だから自分でやるしかない 

特に太鼓要素を絡めたりはせず、シンプルに子どもが遊ぶゲームの曲として明るい未来を目指すような詞にしました。もうどこにも出ないんだなあと思うとなんかちょっと悲しくなってきたので、ここにひっそり置いておきます。アーメン。

『juvenilia』

 

扉の先にある世界
まだ知らない景色に触れて
時間動き出したら
いつかは忘れるのかな
笑い泣いたたくさんの思い出
少し怖くなっちゃうのさ

 

歌え 燃える心を 弾む鼓動を
進む道照らす炎 雨もかわしていく

 

消えない 僕らの音
明日を掲げて 臆せず進めば
もっと素敵な 未来と繋がる
足跡を祝う 花が咲く

 

たとえ 悲しい時も 悔しい時も
勇気をくれる青い魔法 空に広げ輝く
未来へ導くよ

 

消えない 僕らの音
明日を掲げて 臆せず進めば
もっと素敵な 未来と繋がる
足跡を祝う 花が咲く
どこまでも続く 夢がある 

曲名のjuveniliaという単語は「(作者の)若いころの作品」や「年少向けの文学」などを意味するらしく(ソース)、どちらの意味においても間違いではないし、子どもたちがナムコオリジナルに触れるきっかけになってほしいという考え方にも合致することからこれに決めました。aimuがプロデュースしaimuの名義で出す楽曲において曲名は頭文字が小文字の英語でなければならない、というセルフ縛りの活動をしているのでその規則に則った命名なのですが、よくよく考えてみれば楽曲が比較的キャッチーなのに対してわかりづらすぎる曲名だなと。こう、順張りした分だけ逆張りしてしまう、ピサの斜塔よりも鋭角に固定された作者の悲しき性がよく現れていると思います。それが良いか悪いかではなく、(少なくとも作り手である私は私自身を)信じるか信じないか、なのかなと。

 

ボーカル

歌ってくれたのはおおきあさみさん (@_______asami) です。今までにコラボした人の誰よりも長い付き合いのある旧友で、現在はシンガーソングライターや講師など、様々な活動をされています。4thシングル『夏がくるから』好評配信中!

おおきあさみさん(以下あさみん)の歌声はとにかく明るく朗らかな響きを持つのが特徴で、今回の曲の全てにおいて適任でした。というかコンセプトとサビが浮かんだ時点で決めてました。畑はぜんぜん違うけど音楽続けてる者同士としてあさみんといつかコラボしたい気持ちはずっとあったので、こうして一緒に作ることができて本当に良かったです。

ボカロ曲(ブレスポイントなさすぎる系のやつ)のインプット比率が高いため人間工学に基づいたメロディ作りには人一倍気をつけているつもりですが、どうやら全然激ムズだったっぽいです。普段全く異なる毛色の曲を歌っている人に自分のメロディ押し付けて苦しめるの結構楽しいなと思いました。そういえばあさみんは収録前ちょうどワンマンライブをやっていて、それが終わった翌日に曲渡して中1日で収録みたいな終わってる日程だった記憶があります。大変忙しい中「うたのお姉さんになってください」という無茶振りに応え、この曲の意図をサッと汲み取って歌いこなしてくれました。あさみお姉さんありがとう。

収録場所は例によって七誌さん (@nanashi0089) のスタジオであるStudio KPPでした。安心と信頼。音ゲー尺ならがんばれば2時間で終わらせることも可能なことがわかりましたが、七誌さんと喋るの楽しすぎるので延長でお願いします。

 

シン・まとめ

当然ですがここまで書いてきた内容、私がなにをどう考えてこの曲を作ったみたいな講釈には何の意味もありません。なぜなら落選したので・・・。太鼓の達人でプレイするための曲として設計したとか、やさしい曲の中に音ゲーらしいギミックを入れたとか色々書いてもそれらに信任がなければ私の絵空事です。そもそも太鼓公募というコンペに提案しただけで一般向けにリリースしたわけでもないので、未発表の曲のあれこれを語るとかいう意味不明な行為をしたことになります。じゃあなんで書いたんやって感じですが・・・太鼓の達人が好きで、音ゲーが好きで、この曲を作るためにこれだけのことを考えたよってことを知ってくれる人がもしいたら嬉しいなって思って・・・(´;ω;`)

ちなみに太鼓公募に参加したのは今回が初めてではなく、2年前にも『marinpia』というインスト曲を出しています。この時死ぬほど反応なかったのでリベンジ的な側面もありましたが、正直思ったより手応えなかったです。そんな中でもわざわざ感想をくださった方には感謝しかありません。本当に命綱なんだなとしみじみ思いました。

公募の他の良い曲を聴いてはフリースタイルダンジョンでR-指定に降参した時の呂布カルマみたいになってましたし、採用発表でフォロワーの名前が出た時は羨望と喜びの感情が同時に押し寄せました。昔テレビで選抜落ちしたアイドルが選抜入りしたメンバーにおめでとうとか言ってるの見て馴れ合いキッショいなあとか思ってましたが、近年その気持ちがわかるようになりました。乃木坂46ごめん。普通に自分のことのように嬉しいんですよね。

juveniliaのコンセプトやサビのメロディ半分くらいはかなり前からアイデアとしてあって、それがボーカル曲をたくさん作るようになった今ようやく形にすることができて若干の成長を感じますが、まだまだです。また次の曲からがんばります。

 

 

(7/29 追記)

steμさんから準佳作をいただきました。

https://columbia-makes.jp/taikonotatsujin2022/result/index.html