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『luminary EP』を出しました - 後書き、感想など

どうも、aimu(@aimu_53)です。

最近激太りの兆候が確認されたので、大好きなラーメンを節制しつつ筋トレしたりプロテインを飲んだりするなどダイエットに取り組んでいます。免許合宿の14日間で24杯食べたのがいけなかったのかなあ

 

さて、去る4月25日に催された即売会「M3 2021春にて、新作『luminary EP』をリリースしました。

まずは前回前々回以上にガチのマジでギリギリだったであろう状況の中、どうにか開催してくださったM3準備会さんに感謝を。多分こちら側には見えない壮絶な検討や交渉があったと思います。Big up・・・!

そしてそんな中でもわざわざ来場してCDを買ってくださった方、本当にありがとうございました。

M3来られなかった方でもSpotifyやBOOTHなどで聴いたり買ったりできますので、下のリンクから辿ってくださると嬉しいです。もちろん、YouTubeSoundCloudで無料で聴くこともできます。収益化達成より先にドラえもんが製造される見込みですので、作者の懐に一銭も入れたくない方も安心!

 

では今回も作品の後書きっぽいことをやっていこうと思います。

 

 

*これは前回

『gingascape EP』を出しました - 後書き、感想など - あいむブログ


 アートワーク

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いきなりドーンと出しましたが、こちらのアートワークを制作してくださったのは毎度おなじみ、神様仏様やまそと様(@thanks_kazura)です。

私は右上の太陽みたいなやつが特に気に入っています。

luminary

  1. 〈文〉〔太陽や月などの光を出す〕天体
  2. 〔人工の〕照明、イルミネーション
  3. 〔他の人に刺激を与える〕啓発者、指導者、優れた人

luminaryの意味・使い方・読み方|英辞郎 on the WEB

タイトルに冠した「luminary」はこんな感じの意味だそうで、今回は③啓発者を①天体に見立ててこちら側から祈りを捧げるようなイメージのアートワークをお願いすることにしました(この単語を選んだ理由は楽曲の方に書きます)。

やまそとさんに送った文章を読み返したら、テーマに「柔らかい」「淡い」「しかしどこか芯のある力強さ」の3つを提示していました。わがままだな

元々フワついたオーダーばっかする上に選んだ単語が抽象的でやまそとさんを大いに困らせましたが、今回もそれぞれコンセプトの異なる3パターンのラフを長文解説付きでパパっと上げてくださいました。このラフがどれも良くてどれを採用するかいつも大いに困らされています。被害者はやまそとさんだけではないということです。

しばらく寒色ベースのアートワークが続いたので、思いきって暖色にしていただきました。春らしい爽快感を出せたと思うのですが、いかがでしょうか。

 

楽曲

1. luminary (feat. ゆの)

死ぬほど個人的な話ですが、楽曲が好きでライブもそこそこ観に行っていた好きなアイドルグループ2組が去年両方とも解散してしまいました。

グループ名はそれぞれ「amiinA」「sora tob sakana」といいます。具体的にどういうところが好きだったか書き出すと支離滅裂な長文になってしまうのでまたの機会に譲るとして・・・芯のある世界観を元に作られたハイクオリティな楽曲にメチャクチャ影響を受けました。

もう新曲出ないのが普通に辛いですが、ここで自分なりのアイドルソングを一曲書いてみることで、ひとまずの葬式をしようということにしました。今回採用した単語「luminary」における啓発者とは、この2つのプロジェクトに対してということです。

珍しくちゃんとしたテーマがあってえらい!普段こんなこと考えてないですからね

ちゃんとしたテーマがあるついでに珍しく歌詞への言及なんかしてしまいますが、2番Aメロにある「真っ白な靄」というのはsora tob sakanaが以前使っていたアー写のことです。

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アイドルのアー写でこんな裏垢女子みたいな加工することあるんだ

 

作曲は最初に書いたメロディの原型が1つも残ってないレベルで過去イチの難産でしたが、サビがメロもコードもアレンジも性癖全開な感じになり特に気に入っています。16小節でなく14小節でぶった切るのが大変性癖です。

楽曲を歌ってくださったのは、シンガーソングライターなどの活動をされているゆのさん(@s_memoria)です。この時はひらがなですが、5月1日に名義を漢字の「唯乃」に改められたとのこと。

柔らかいのに芯のある不思議な歌声の持ち主です。この声に惚れて、この柔らかさを最大限活かすべく作曲もミックスも試行錯誤を重ねたわけですが、いかんせん麺硬め味濃いめ油多めのボカロ脳なのでそこから遠く離れた声を扱うのには大変苦労しました。声が好きで依頼させていただいた以上はその方にバチッとハマる曲を作りたいですから・・・。

そしてボーカルのレコーディングは前回に引き続き七誌さん(@nanashi0089)が運営されている個人スタジオ「Studio KPP」を利用させていただきました。まだ2回目の利用にも関わらずあまりにも居心地が良いのでついついくつろいでしまい、七誌さんとゆのさんだけががんばっていました。次回はもう少しシャキッとしますので出禁にしないでください。

本当に難産の極みでしたが完成して良かったです。ルミナリー、何卒よろしくお願いいたします。

 

2. suisei lachrymation

夜行列車シリーズです。自分以外誰も呼んでいませんが。

「さくら」「あかつき」に続く第3弾、「彗星」になります。

 読みは「スイセイ ラクリメーション」です。直訳すると「彗星の流涙」。カッコよくないですか?センスが1680万色に光っとりますなあ

ADAM atみたいなユニゾンとソロを交互に繰り返すジャズロックみたいなものにインスパイアされたインストポップを作ろうと画策しましたが、なんか全然それっぽくなりませんでした。ADAM atはNHKBSで野球を観ている人ならおなじみのこれがとてもかっこいいので聴いてみてください。

この自称夜行列車シリーズはまだ続きます。多分。

 

3. suisei lachrymation (icesawder Remix)

突然ですが、私は作曲家ではなく「良い曲書いてもらい屋さん」です。前回(teknizerさんリミックス)と今回の曲を聴けばおわかりいただけるでしょう。

icesawder/いすわさん(@icesawder)を最初に知ったのがいつなのか、いまいち覚えておらず・・・ 多分このHAZARDCOREっていうコンピで知ったんだと思います。 

あらゆるジャンルへの理解、解像度の高い方というのがいすわさんに対する大きな印象で、上の曲みたいにハードなものもあればポップ寄りな曲もあり、とにかく幅広く取り込んだ上で自分の作風を形成できているのがすごいです。特にJeysey Clubに関しては絶対他人と被らないオリジナルをやったるみたいな執念すら感じます。

今回提供してくださったリミックスも多ジャンルをどんどん渡り歩いていくいすわさんの強みが盛り込まれたスタイルになっていて、どこを聴いても違うことをやっているお得仕様。Jeysey Club地帯が特に抜きん出て好きです。とにかく一音一音が聴き逃がせません。

あとシンセソロのつもりで書いたフレーズがアーメンを伴ったかっこいいパートに化けてたのは、流石に折り曲げた一万円札みたいな顔にならざるを得ませんでした。正直いすわさんだけでなくいすわさんに決めて依頼した私も褒められて良いんじゃないでしょうか。たまたまDTMが趣味だっただけで好きな音屋さんにリミックスしてもらえるんだからお得なもんです。

そういえばいすわさんでアーメンといえば私が氏で一番好きなこの曲です。みんなも聴いてね。

 

4. aimu & iolli - gerbera

作曲仲間として特に付き合いの長いiolli(@iolli_)とのコラボ楽曲。あまり知られていませんが知り合ってそろそろ6年ほどの関わりになります。

2人が共通して大好きなジャンルであるMelodic Dubstepに挑戦してみましたが、私にとっては初めての合作、初めてのエレクトロニック(!)になります。最強アコースティックドラム音源Addictive Drums 2が使えないなんて拷問でしかない、オレはコイツと旅に出るって決めたのに・・・。でもサンプルはちょいちょい集めていたおかげでメチャクチャしんどいみたいなことはなかったです。

お前はどこやってんねんと言われたら辛いので一応役割分担も書いておきます。私が全体の構成やドラムベースの足回り、シンセメロ、ミックスをやって、iolliがピアノの打ち込みとボーカルとかカットアップとかワブルベースとかの動く系のサンプルをペタペタしてます。あと2ndビルドアップのiolliのピアノと私のシンセメロが交差していく案を出したのもiolliです。ナイス。

お互いインプットもアウトプットも95%異なるけど、残りの5%が猛烈に合致する、そんな関係だと思っています。プロジェクトをいじっていて久々にゾーンに入ったというか、独特な高揚感のようなものを覚えました。もっとバチッとハマる楽曲が作れそうな感じもあったので、またいつか一緒にやれたらなと思います。

 

総括

以上4曲、前回gingascape EPとほぼ共通した構成で臨みました。ボーカルポップ、インストポップ、良い曲書いてもらい屋さん、+α。自分のやりたいことであったり、超小規模音屋の自己紹介的側面から見ても、いま最も理想的な構成だと信じています。

「自分なりにポップであれ」以外の活動指針はほとんどないですし、聴いている音楽もそれなりに雑多なのでどれか一つのカテゴリ、タグに過度にフォーカスすることなく、今後も自由にやろうかなと思っています。

至極大きな反省点として、EPを作っている最中に色々悩みすぎてしまい、人(んちゅ)としての生活がかなり怪しくなってしまったことが挙げられます。どんなに本気で作ったものを公開したいといっても個人(こんちゅ)の趣味活動という大前提はあり、その範疇を超えたような、音楽にも創作にも失礼な真似をしてしまったことがとても悔しいです。音楽のスキル以前に、人(んちゅ)として見直すべき課題があると感じました。

それに直接関係するわけではないですが、次回M3はサークル参加せず、一般参加に戻る予定です。あくまで現時点での予定で突然翻意する可能性は全然ありますが、一旦落ち着いて身の回りの環境整備ができたら良いなと思います。

 

というわけで新作「luminary EP」の後書きのようなものでございました。別に現状のメンタリティとしてネガティブなわけではなく、もちろん曲も続けて書いていきます。何事もなければ6月か7月くらいに1曲出る予定です。まだ影も形もありませんが。

おかげさまで聴いてくださる方や、以前から聴いていた作曲家さんに認知していただけることが少しずつ増えてきた感触はあり、どちらにしても本当に嬉しいことです。より良いものを作れる、強くなれるよう邁進してまいりますので、今後ともaimuを何卒よろしくお願いいたします。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

最後ついでになんですが、EPの感想をどんなことでもぜひいただきたいです!さらにYouTubeのチャンネル登録やSpotifySoundCloudのフォローもしていただけたらメチャクチャ嬉しいです。もうしてるよって方ももう一度ボタンを押してみてください。フォローが外れます。